FC2ブログ

トリップ管理人の部屋

いつのまにか無くなってしまうものが世の中にはたくさんあります。ご近所の風景から文化遺産、廃墟、自己の存在意義まで、管理人が魂込めて贈るメッセージです。

2010年04月 | ARCHIVE-SELECT | 2010年06月

| PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

豊橋の路面電車で戦前の公会堂を見に行く

豊橋では未だにチンチン電車(路面電車)がある。1回150円ポッキリだ。驚くのは車両全てが1つのスポンサーの広告になっている。豊橋駅前に乗り場があるのだが、乗り場のすぐそばにはバス停もあるので、そろそろお払い箱になるかもしれない。車内は驚くほど狭い。座っている私の足に新しく乗ってきたお年寄りがつまずくぐらいだ。どこまで乗っても150円なのだが、市役所前で降りる。ここには長年行ってみたかった豊橋市公会堂がある。国の文化財に登録されている。昭和3年の天皇の即位式記念に便乗して市民の反対(税金かかるとか)を押し切り建築が始まり昭和6年に完成した。この年は満州事変があり、近くの吉田城址に歩兵隊の本営があり、兵隊さんはこの公会堂前を行進して出征した。昭和20年6月の空襲で市街地の90%が焼けてもこの公会堂は残った。浜松でも松菱デパートが焼け野原の中に燦然と立っていたことは、年寄りの中では語りぐさだ。勝手に入れるのだが休日にもかかわらず一人もいない。のんびりと館内を歩く。窓も勝手に開けることが出来るので開けてみたりする。トイレにも入ってみたりする。なんだか寂しくなったので近くの吉田城址のある豊橋公園に行く。なんだかイベントをやっていたので少し元気になる。公園内には美術館もある。本日は収蔵品展があり無料だったので入ってみる。その後吉田城址を見に行った帰り道に古い教会があったので写真を撮っていると、「あらー私の車じゃまねーごめんねー」と愛想のいいお姉さんに声を掛けられた。とんでもございません。信者でも何でもない私ごときが写真など撮って申し訳ありませんと、心の中でつぶやいた。路面電車豊橋市公会堂
吉田城址
ハリストス正教会(大正2年建築・国の重要文化財)
スポンサーサイト



| わが町文化財 | 22:57 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT | NEXT