FC2ブログ

トリップ管理人の部屋

いつのまにか無くなってしまうものが世の中にはたくさんあります。ご近所の風景から文化遺産、廃墟、自己の存在意義まで、管理人が魂込めて贈るメッセージです。

PREV | PAGE-SELECT |

≫ EDIT

豊橋の路面電車で戦前の公会堂を見に行く

豊橋では未だにチンチン電車(路面電車)がある。1回150円ポッキリだ。驚くのは車両全てが1つのスポンサーの広告になっている。豊橋駅前に乗り場があるのだが、乗り場のすぐそばにはバス停もあるので、そろそろお払い箱になるかもしれない。車内は驚くほど狭い。座っている私の足に新しく乗ってきたお年寄りがつまずくぐらいだ。どこまで乗っても150円なのだが、市役所前で降りる。ここには長年行ってみたかった豊橋市公会堂がある。国の文化財に登録されている。昭和3年の天皇の即位式記念に便乗して市民の反対(税金かかるとか)を押し切り建築が始まり昭和6年に完成した。この年は満州事変があり、近くの吉田城址に歩兵隊の本営があり、兵隊さんはこの公会堂前を行進して出征した。昭和20年6月の空襲で市街地の90%が焼けてもこの公会堂は残った。浜松でも松菱デパートが焼け野原の中に燦然と立っていたことは、年寄りの中では語りぐさだ。勝手に入れるのだが休日にもかかわらず一人もいない。のんびりと館内を歩く。窓も勝手に開けることが出来るので開けてみたりする。トイレにも入ってみたりする。なんだか寂しくなったので近くの吉田城址のある豊橋公園に行く。なんだかイベントをやっていたので少し元気になる。公園内には美術館もある。本日は収蔵品展があり無料だったので入ってみる。その後吉田城址を見に行った帰り道に古い教会があったので写真を撮っていると、「あらー私の車じゃまねーごめんねー」と愛想のいいお姉さんに声を掛けられた。とんでもございません。信者でも何でもない私ごときが写真など撮って申し訳ありませんと、心の中でつぶやいた。路面電車豊橋市公会堂
吉田城址
ハリストス正教会(大正2年建築・国の重要文化財)

| わが町文化財 | 22:57 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

江戸時代より天竜二俣に残るいかだ問屋「田代家」

田代家は、天正8年(1580年)徳川家康の遠州経略に協力したことにより、御朱印を与えられた名家である。家業は筏(いかだ)問屋だが、実際にはこの近辺の天竜川の権利を有していたらしい。明治時代から始まる日本の産業革命にはかかせない王子製紙や久根鉱山の石炭も天竜川を利用していたことを考えると相当栄えたと思う。現在の母屋は幕末から明治初期に建てられた物で、取り壊される予定だったのだが、地元の人たちの要望で残すことになった。日曜にはボランティアのおばちゃんが案内してくれる。入館料はもちろん無料。地元の苦いお茶を振る舞ってくれた。
10代目当主
近所の家もなかなか古そうだ帰りに、道の駅くんま水車の里で水車そばを食べる。水車で粉をひいた本格的なそばで、地元の名産の舞茸の天ぷらが絶品。本田宗一郎も食べに来たのだ。このあたりは本田宗一郎の生まれ故郷である。切り干し大根を作っていた。

| わが町文化財 | 19:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

PREV | PAGE-SELECT |