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トリップ管理人の部屋

いつのまにか無くなってしまうものが世の中にはたくさんあります。ご近所の風景から文化遺産、廃墟、自己の存在意義まで、管理人が魂込めて贈るメッセージです。

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浜松戦時中絵はがき

今の浜松市静岡大学工学部の所にあった歩兵第67連隊現在の浜松航空自衛隊の所にあった浜松飛行第7連隊に昭和天皇がご訪問浜松飛行第7連隊浜松飛行第7連隊浜松飛行第7連隊日露戦争時の浜松市内にあった凱旋門

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松菱百貨店取り壊し


以前の記事より
浜松は戦時中の空襲の影響で昔ながらの建物があまり残っていない。前の市長が以前市内の景観について残さなければならないものは残さなければならないが、古い建物等貴重なものはあまり残っていないというようなことを言っていた。そして浜松には昭和の風景がどんどん無くなっていった。
浜松は古い物は少ないがその分新しい物をどんどん吸収して発展していった。そんな浜松だが空襲でも松菱百貨店だけは残ったというのがいまだに年寄りの間では語り種だ。昔新聞かなにかで焼け野原の中にたたずむ松菱の写真を見たことがある。昭和40年代の高度成長期、浜松市民が「街にいく」と言ったら大抵松菱へ行ったものだ。今でこそ街中や郊外にいろいろ大型店が出店してるが当時は松菱ぐらいしかなかった。そこで若者は最新のファッションを、奥様は高価な品を買い求め、子連れは屋上のミニ遊園地で遊んだ。この屋上には今はどうしても食べたい逸品として「松菱のアイス」がある。普通のアイスほど甘くなく、少しシャーベットぽくもありどこにもない味だった。似た味としては清里の清泉寮のソフトクリームを安い材料を使ってあっさりさせたような味だ。子供の頃は良く通ったのだが、高校生ぐらいになると行かなくなった。今さら松菱なんてというような感覚が若者にはあった。それでも年寄り達は百貨店というとやっぱり松菱であった。その松菱の隣に ヤマタカとかいうおもちゃ屋さんがあり、ここではたまにイベントとして怪獣が来たりしていた。ウルトラセブンのカプセル怪獣ウインダムと握手したとき、べとべとしたのを覚えている。
子供達の遊び場としては児童会館があった。今では場所を移し科学館となっている。児童会館では数十円の入館料で1日遊べた。なんと映画館もあるのだ。映画はたしか無料でゴジラシリーズやサイボーグ009などを見た記憶がある。当時としては未来を想像させるテレビ電話とか、へんなロボットとかもあった。別料金でプラネタリウムを見ることができるが、私達の間では、当時ここでプラネタリウムを見ることができた子供はお金持ちということになっている。ちなみに私は見たことないが、私の奥さんはよく見に行ったと証言している。浜松城近くには市営プールや動物園があり、子供が楽しむものはなんでも街中にあった。
大人になって会社が街中にあったので、よく昼休みとか松菱のアイスを食べに行ったが、あるときそこのおばちゃんに前のアイスはもうないよといわれた。普通のソフトクリームに変わっていたのだ。松菱友の会では会員に無料コーヒーをサービスしていたのにいつの間にかそのサービスもなくなった。私の母はそれを楽しみしていたのだが。松菱は建物を大きく立派にしたが、私達家族には魅力の無いものとなってしまった。
そして松菱はあんなことになってしまった。
市営プールや動物園は取り壊され、一部の浜松市民しか利用しないような公園になっている。ZAZAシティが出来て街も活性化してきてるだろうけど、子供の頃に味わった幸せはもうない。
先日豊川の「ぎょぎょランド」ヘ家族で行ってきた。入場無料で小さな水族館もあり、犬やうさぎなどのどうということのない動物や絵本を見るコーナーなどがあってけっこう楽しんできた。その帰り、豊橋のリサイクルショップに松菱のゴミ箱やライトスタンドが売られていたが、シール(松菱のマーク)はご自分で剥がして下さいと書いてあった。豊橋市民が買ったら松菱の痕跡がなくなってしまうと思うと忍びなく思い、ゴミ箱を買ってきた。このゴミ箱は松菱を愛したお客さん達が利用したのだ。なかなかしっかり作られており、現在仕事場で重宝している。
聞くところによると戦時中、米軍は東京や名古屋など、都会への空襲で余った爆弾は浜松に捨てておく(空から捨てるので空襲と同じ)決まりになっていた。大迷惑である。まさに鬼畜米英だ。

2012年8月、今更ながら児童会館を懐かしむ展示会が復興記念館で催されている。懐かしむくらいなら文化として残しておくべきだったのだ。
なんだかんだ言って展示会に行ってきた。当時児童会館にあったもの
空襲後の松菱

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